2009年8月10日月曜日

地震に強い建物をつくる!

 

「 新潟中越地震 」や「 阪神大震災 」などの直下型地震はいつ起こるか分かりません。
地震により倒壊した建物(木造)は、重量のある瓦屋根の古い建物や旧基準の建物、比較的新しい建物でも壁がバランス良く配置されていない建物などが危ない!
これまで体験したことのない震度6クラスの地震がやってくる!
私たちは自分で自分をまもるしかありません。
地震で亡くなった方の8割以上は建物の倒壊によるものです。



□地震を知る!
どんなに強度な建物でもそれを支える地盤が弱ければなんにもなりません。 地盤調査をして建物を支えられるか、地盤改良あるいは杭を必要とするか判断します。
いろいろな具体例、事象例がありますので、いまや建物は科学的 かつ 数学計算的に 成り立っています。



□耐震性の高い建物をつくる!
地震に強い建物をつくるには、建物自体を強固にする(耐震構造)方法と
地震の力を吸収する装置を利用する(免震・制震構造)方法があります。


[耐震構造]
大きな地震力を想定して設計を行い地震の揺れを躯体(柱や梁等)で受け止める。
(但し、強くすればするほど柱や梁が太くなり居住性を損なってしまうことがあります。)


[免震構造]
建物全体を柔らかい免震装置の上に載せて地震の揺れを低減させる。
これまで中高層建物に利用されていたが、最近では住宅用の装置も開発されています。
(但し、コストが多少かかります。 )


[制震構造]
地震力を吸収する装置を建物の壁などに組み込み揺れを低減させる。
超高層によく用いられる。